最初の一歩
導入は済み、ログインもできて、画面は空です。このページは、やり直しを避けられる順序を示します。 どの段階も前の段階の上に積み上がり、取り返しのつかないものは一つもありません。小さな組織なら 一時間ほどです。
組織は、メンバーより先に作ってください。四十人を後から所属させるのは、一人ずつの作業に なります。ほかは後回しで構いません。
1. 名前と見た目#
管理 → 外観。会社名は画面、メール、PDF、書き出しに現れます。配色は全員の画面の色を 変えるもので、見た目だけの設定です。
2. 組織#
管理 → 組織。階層は二つ、それだけです。
- 部門 —— 技術本部、営業本部。
- チーム。いずれかの部門に属します。
チームは自分の部門を連れてきます。誰かをチームに入れれば、その人は部門にも属します。 どちらの欄を埋めても同じです。ついでに責任者も任命してください。管理者の画面はそれで開きます。 そのためのチェックボックスはありません。
五階層の組織図とは、誰も最新に保たない組織図のことです。組織がもっと深いなら、本部を部門に、 その下の単位をチームにしてください。名簿も予定表も承認も、それで十分に回ります。古びた樹形図 では回りません。
3. メンバー#
管理 → 人員 → メンバーを追加。これができるのは管理者だけです。一般公開の登録も、 誰でも使える招待リンクもありません。
| 項目 | 何を決めるか |
|---|---|
| メールアドレス | ログインの識別子。あとから変えられるのは管理者だけです。 |
| 等級 | 名簿や一覧に表示されます。 |
| 契約の種類 | 「フリーランス」は勤怠と人日単価を開きます。それ以外は休暇を開きます。 |
| 契約の終了日 | 任意。その日が来ると、アカウントはひとりでに閉じます。 |
| 人日単価 | フリーランスの場合、案件の原価に反映されます。 |
| 部門/チーム | 所属。チームを入れておけば十分です。 |
仮のパスワードは画面に一度だけ表示されます。どこにも控えられず、あとから 取り出すこともできません。本人に渡してください。初回ログインで別のものを選んでもらいます。
四十人をまとめて#
取り込みは CSV を受け取ります。まず下読みを実行してください。一行ずつ、何が作られ何が はねられるかを、何も書き込まずに示します。ファイルを直してやり直し、下読みがきれいになってから 確定します。
4. 権限#
管理 → 権限。名指しで与える横断的な権限が四つ —— 人事、経理、情報システム、通報窓口。 各区画は、押す前にその及ぶ範囲を示します。
出し惜しみしてください。権限は画面をまるごと開きます。何が開くかは 権限を詳しく述べたページが正確に述べています。
5. モジュール#
管理 → モジュール。任意のモジュールが七つ、最初はすべて切ってあります。会計、給与、 電子請求、在庫と購買、資金管理、固定資産、CRM。
切ってあるモジュールは存在しません。その画面は 404 を返し、どのメニューにも 出ず、テーブルも空のままです。必要になったときに入れてください。「念のため」は避けましょう。 誰も読まなくなったメニューとは、何も見つからないメニューのことです。切っても何も壊れません。 データは隠れたまま残り、また入れれば戻ってきます。
6. 申請の種類#
申請 → 種類。申請の種類とは、一つの様式と一つの承認経路のことです。在宅勤務、備品の購入、 研修、臨時の経費。まずは二つ三つから。決めなかったものはメールで処理される、つまりどこにも残り ません。
7. バックアップ#
バックアップ。データベースが小さいうちに、すぐ一つ取ってください。仕組みが動くことが 分かり、書庫に何が入るかも見えます。
次に外部の保管先(FTPS か Google Drive)と間隔を設定します。守る相手と同じサーバーに残る書庫は、 何も守りません。PHP 版では定期実行がなければ何も起きません。動いているか確かめてください。
8. 二要素認証#
セキュリティ。全員に求めることも、管理者だけに求めることもできます。同僚に開く前に、 せめて自分のアカウントで有効にし、再発行コードを保管してください。端末を なくしたとき、戻る道はそれだけです。
9. お知らせ#
管理 → お知らせ。全社宛てに、最初の挨拶を出してください。同僚がログインして最初に 目にするのがそれです。何の役にも立たなそうに見える空の画面より、ずっとましです。
10. 開く#
認証情報を配る前に、次の六点を確かめてください。
| 確認 | どこで |
|---|---|
平文ではなく https で応答している | アドレス欄 |
| バックアップがあり、外部の保管先も応答する | バックアップ |
| 定期的な見回りが動いている | PHP 版:定期実行の記録 |
| 管理者でないメンバーが、見るべきものだけを見ている | お試しアカウントでログイン |
| 既定の言語が正しい | 管理 |
| 監査記録があなたの操作を残している | セキュリティ |
四つめが最も大切で、最もよく飛ばされます。権限を一つも持たないお試しアカウントを作り、それで ログインして歩き回ってください。同僚の目で製品を見る方法は、これだけです。
そのあとの三週間#
| いつ | 何を |
|---|---|
| 一週目 | 名簿、お知らせ、申請。全員が触れる土台。 |
| 二週目 | 休暇と予定表。誰がいるのかが見えるようになります。 |
| 三週目 | 残りは必要に応じて —— 案件、経理、問い合わせ、品質。 |
初日にすべて開くと、誰も自分のものだと思わない道具ができあがります。使われている三つの画面は、 開いてあるだけの三十の画面に勝ります。
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